インテリアコーディネートプロが教えるセンスのいい部屋作り
秡川寿美礼インテリアコーディネーター 
秡川寿美礼(はらいかわすみれ)
心地いい住まいづくりとインテリアを提案するインテリアコーディネーター。
きめ細かいコーディネートが好評で、現在雑誌やWEBなどでも活躍中。

(有)エル・エル・プランニング⇒

http://www.llplanning.co.jp/

ゲストを温かく迎えいれるエントランスルームの作り方を教えてください

人と接するとき、第一印象がとても大切なように、自宅へ招く際にも第一印象が大事になってきます。ゲストが最初に訪れるエントランスルームは、いわばその家の第一印象を決定づける空間。そこがどのようになっているかによって、その家の印象が分かれるとも言われています。そこで、ゲストを気持ちよく迎え入れることのできるエントランスルームの作り方を、インテリアコーディネーターの秡川寿美礼さんに教えていただきました。

なによりも、まずは整理整頓を心がけましょう自分らしいアイテムでエントランスルームをディスプレイ植物や小物で季節感を演出する

ans.01 「なによりも、まずは整理整頓を心がけましょう」ポイント!ベンチやフックを用意しておもてなしの心をプラス

大切なのは、ゲストを温かく迎え入れたいという配慮がなされているかどうかということ。靴が何足も出しっぱなしだったり、靴箱の上に鍵や認め印などが無造作に置かれているようでは、相手に不快感を与えてしまう恐れがあります。見せる収納と隠す収納を上手に使いこなしながら、適量適所に物が収納された、清潔で整然としたエントランスルームというのが、ゲストを温かく迎えいれるために最低限守っておきたいことです。
そのうえで、スペースの広さに合わせて、ゲストにもてなしの心を伝えるプラスアルファのコーディネートを楽しんでみましょう。広い空間であれば、ベンチ型の収納ボックスなどを置くのもオススメ。収納スペースとしてはもちろん、ブーツなども楽に履くことができ、女性や高齢のゲストには特に喜ばれるはず。衣類を収納できるクロークを用意しておくのもいいでしょう。難しいようであれば、衣類が掛けられるフックみたいなものでもOK。ゲストのために、わざわざこういったものを用意した、という気持ちが、なによりも大事なことなのです。

写真は最近建て替えた自宅のエントランスルーム。ゲストから見えないよう、裏側に衣類が掛けられるクロークを設置。収納スペースを多くとり、スーツケースやアウトドア用品をまとめて収納することで、表玄関をすっきりとさせています。

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写真のような使うときにだけフックを出せるタイプであれば、スッキリとした空間を演出することも可能。天然木にメタルのフックのスタイリッシュなデザインも◎。

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ans.02「自分らしいアイテムでエントランスルームをディスプレイ」 ポイント!トーキングピースで個性をアピール

インテリアの中に「トーキングピース」をさりげなく配置するというのも、ゲストをもてなすうえでは必要なこと。「トーキングピース」とは会話を盛りあげるための道具のことで、ホームパーティの盛んな欧米などではよく見られます。絵画や写真、小物など、ゲストの興味をそそりそうなものを飾ることで、ゲストの心をほぐし、結果自然と会話が生まれ、和やかな雰囲気を作ることができます。
ここでポイントとなるのは、どんな「トーキングピース」を飾るかということ。オススメは趣味で撮った写真や旅先で手に入れた小物など、自分の個性を演出できる物。ゲストに対して自分を知って貰うためのきっかけにもなりますし、さらには気に入ったものをディスプレイすることで、自分自身が気持ち良く過ごすことができます。
飾る際ですが、ゲストがドアを開けた時の視線を考慮して物を置くこと。靴を履いている状態の視線の高さと、家の中からの視線の高さには違いがあるので、その部分に注意してディスプレイしましょう。

写真はリビングへと繋がる廊下の壁面を撮影したものです。旅先で購入した人形に合わせて額をデザインし、ディスプレイしました。

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シンプルなフォトフレームも良いですが、このようなデザイン性の高いフレームを使って、より個性的に演出してみてはいかがですか。

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ans.03「植物や小物で季節感を演出する」 ポイント!ディスプレイとしてはもちろん『ハレ』の場にする効果も
見られることを意識している、とゲストに思わせることも、もてなしのひとつ。そこで、もうひとつ抑えておきたいのは季節感を演出すること。植物や小物を使い季節感を演出したディスプレイは、ゲストを新鮮な気分にさせ、場を和ませる効果があります。特に花や緑などの植物は、場の雰囲気を明るくするとともに、ハレの場にしてくれるので、是非とも取り入れて欲しいもの。
飾る際は、家具のカウンターや壁面もいいですが、玄関の足元に置くのもオススメ。あまり大きくない植物を、ゲストが靴を履く際に自然と視線に入る位置にさり気なくディスプレイする。センスの良さとともにもてなしの心がゲストに伝わるはずです。 1月に正月飾り、3月にひな人形といった具合に植物以外のものを飾るのもオススメです。季節の移り変わりを楽しむことができますし、また「トーキングピース」としても活躍してくれるはずです。

植物は、華やかなヴィジュアルに加え、香りでも季節を知らせてくれるアイテム。もしすべてをフレッシュにするのが手間という方は、造花と混在させるのもテクニックのひとつです。

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造花以外にも、こんな風に傘立ての受け部に人工芝を配したアイテムも。植物の世話をする時間がないという方にはかなりオススメです。

バックナンバー

第1回 テーマ「快適なベッドルームの作り方を教えてください。」
第2回 テーマ「秋らしい落ち着いた部屋の作り方を教えてください。」
第3回 テーマ「モノが散らかって見えない、美しい収納方法を教えてください。」
第4回 テーマ「手軽にお部屋をイメージチェンジさせる方法ってありますか?」
第5回 テーマ「“明かり”との上手なつきあい方を教えてください」
第6回 テーマ「グリーンとの上手な暮らし方を教えてください」
第7回 テーマ「お部屋を広く見せるインテリアテクニックを教えてください」
第8回 テーマ「ゲストを温かく迎えいれるエントランスルームの作り方を教えてください」

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