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プロが教える
センスのいい部屋作り インテリアコーディネート実例編

分譲マンションなど、購入前に実際の部屋を見られない場合は、平面図などの情報をもとに、部屋の広さや動線、家具配置などを検討することになりますが、建築やインテリア設計の知識がない場合、図面に記載されている様々な情報を読み取ることも難しいものです。
そのため、購入後に部屋を実際に見てからお客様の要望に変化が見られることも多いものです。
今回も、内覧会で各部屋の狭さが気になったというお客様より、リビングと洋室2室の間の壁を取り払うリフォームを検討したいというご要望が出てきました。

そのため、通常は家具配置プラン2案をご提案していますが、今回は家具配置プラン1案とリフォームプランを1案ご提案させていただくことにしました。

・ご夫婦で二人暮らし
・新築マンション
・2LDK+N(納戸)・63,46u

家具配置を考える上で一番の問題は、ダイニングの場所とテーブルのサイズ、形状をどうするのかということでした。キッチンの前のスペースには大きな柱があり、廊下やキッチンから各部屋への動線を確保するとダイニングテーブルを置くことができるスペースはごくわずか。正方形のテーブルを柱に横付けすると仮定してみると、動線にあたる部分にダイニングチェアを置くことになり、テレビも見づらくなります。

そこで、直径1mの円形テーブルを少しリビング寄りに配置する案をご提案しました。
天井の照明器具取り付け位置とテーブルの位置がずれるため、ペンダントライトを使うことはできませんが、柱の角を挟むようにダイニングチェアを配置すれば、スペースを有効に使うことができ、普段は2人がテレビを見やすい位置に座ることもできます。

ダイニングルームにある収納庫は、収納スペースの用途がクライアントもはっきりしないご様子。キッチンとリビングルームまでの距離や導線も考慮、物入れ部分のみをリフォームして、間接照明の取りつけや、希望のワインセラーを設置して、ホテルの客室にあるようなバーカウンター風にすれば、インテリアのポイントにもなります。

ソファのサイズは、ダイニングテーブルとの間の動線を確保すると、2人暮らしには申し分のない、幅1m80cm程度のものを置くことができます。リラックスしてくつろぐためには、脚を乗せるオットマンも必要ですので、その場合は、お客様がお持ちのリビング用テーブルのうち、直径50cmの丸テーブルがちょうど良いサイズになります。

寝室には現在お使いのダブルベッド他、ナイトテーブルを置くことができますが、衣類を収納するためのチェストなどを置くスペースは残りません。
扉付きの既存のクローゼットは、棚板を追加すればバッグ類を効率良くたっぷり収納することも可能です。

そこで、隣の洋室を大きなウォークインクローゼット(W.I.C.)として使うことをご提案。壁面に沿ってハンガーを吊るすためのパイプを設置し、既製品のチェストと姿見を置けば、最小限の工事で大容量の衣類収納が確保でき、シーズンごとの衣類の入れ替えも不要になります。

お客様からはリビングと2つの洋室の間仕切り壁を取り払うリフォームを検討したいと伺っていましたが、ワンルームにするとなると、ご夫婦2人の食事や睡眠など、生活行動がぴったり一致しないと暮らしづらくなってしまいます。
また、壁を撤去すると、スイッチやコンセント、照明器具取り付けの位置の変更や床・壁・天井仕上げ材の張り替え、収納スペースの新設なども派生するため、実際にはかなり大掛かりなリフォームになってきます。

せっかくそこまでのリフォームをするならば、お二人にとって本当に暮らしやすい住まいになるようなリフォームをご提案したいと思い、プランを考えてみました。

1つめは、お客様が狭さを感じているリビングダイニングのスペースを広げること。
これは、リビングと洋室1の間の壁を取り払うことで実現できます。
このようにリフォームする場合、ダイニングテーブルは幅1m80cmのものを置くことができ、ソファも幅1m80cm程度のものを置くことができることがわかりました。

2つめは、寝室内に2人分の衣類収納スペースを確保すること。
これは、洋室2の壁を撤去し、通路としてしか使い道のないキッチン前のスペース側に壁を移設してクローゼットを確保します。
また、リビングダイニングとの間は開口を大きく取り、引き戸で仕切るようにすれば、開放してワンルームのような使い方も可能です。

そして3つめは、この住戸の欠点であるキッチンからリビングダイニングへの長い動線の改善です。これは、キッチンをL型に変更し、冷蔵庫の位置を変え、リビングダイニング側出入りできるようにすることで改善できます。
リビングダイニングの拡張によって、キッチンからダイニングまでの距離が少し遠くなりますので、その中間地点である柱部分に、ワインセラーを兼ねたカウンター付きの食器収納を設け、ここで飲み物を準備できるようにすれば、来客の際なども、ストレスなく接客できるはずです。

今回は、家具配置と部屋の使い方の工夫で暮らしやすくする案と、現在の住戸をお2人にとって暮らしやすい間取りにリフォームする案をご提案させていただきましたが、それほど遠くない将来、売却の可能性もあるとのお話もあり、今回の入居に際してどこまで整えるのか、お客様に方向性をご検討いただき、最終的な案にまとめていくことにしました。

 

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インテリアコーディネート実例編

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