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家具収納・インテリア雑貨専門のハウススタイリング(house styling)

HS the interview_vol.4 GIVERNY

プロダクトのデザイン、製造、販売などの最前線で活躍する“人”に、ものづくりに対する姿勢やこだわりや哲学について語ってもらう企画
「house styling the interview」。
第4回は、「大人の女性」のためのエプロンを提案する〈GIVERNY(ジヴェルニー)〉をフューチャー。
代表の勝田亜純さんにお話をお伺いしました。

岡山県出身。イギリスの大学院卒業後、商社、海外アパレルブランド、生地企画会社を経て、2011年 GIVERNYエプロンブランドを スタート。2児の母。

「大人の女性」のためのエプロンとはいったいどんなプロダクトなのでしょうか。
キッチンに立つ時、家事をするときなど、毎日のように使うエプロン。そんなエプロンがもつ、従来の家庭的、総柄イメージを払拭し、シンプルでありながら、機能をしっかりと持たせ、ディテールやカラーリングにこだわったプロダクトを発信する〈GIVERNY〉のエプロンは、「洋服のように選べる」をコンセプトにデザインされています。
洋服にあわせやすく、それでいて上品で華やかな雰囲気を作り出す〈GIVERNY〉のエプロン。すべて生産は国内。
では、早速インタビューをお届けしましょう。

「2014年10月に、「プラグイン」という服飾関係の展示会に出展したのですが、そこがハウススタイリングさんとの出会いでした。2011年11月にブランドを立ち上げてからはオンラインストアや百貨店の催事、セレクトショップなどをメインに販売していましたが、新しく興味を持ってもらえる販売先さんを探していたんです」

ブランド立ち上げ当初からつくっているのはエプロン。きっかけは、結婚と出産を経て、ライフスタイルが変わったことにあるのだとか。それまではエプロンをするようなことはなかったのだそうですが、家事をしているときはエプロンを着ていた方がいいこともあり、興味を持つようになったのだそう。
「便利だし、必要なものなのに、探してもなかなかデザインや素材が自分好みのものが見つからなかったんです。
エプロンも、普段着ている洋服と同じような感覚で選んで、着られるようなものが欲しいなと思いました。
できれば洋服と組み合わせても、自然にしっくりくるものが良いなと」

「違和感なく、自然に着たい……」と、エプロンに対する理想は膨らむばかり。「欲しいと思えるものがないのであれば、自分で作ってしまおう」と、はじめは手作りで試作品を製作。家族や友人にプレゼントしてみると、予想以上に好評を得たといいます。

「エプロンといえば、お料理のイメージが強いアイテムだと思うのですが、ちょっとした汚れ防止に役立ったり、着替えたあとに子供をだっこしたり、日常的に活躍するシーンは意外と多いんです。その上、オシャレなエプロンだと、着ているだけでいつもの家事が楽しくなるというメリットもあると気づきました。
実は、ブランドを立ち上げるまでは服飾の経験はなかったんです。でも、実家が生地の企画会社をやっていたので、その関係でアパレルの会社に勤めたり、生地の営業をしたことはありました。なので、まったくバックグラウンドがないというわけではないのですが、まわりの方のご協力もあって、なんとか形にすることができました。」

まずはデザインを描いて、ありあわせの生地で試作。つくりたいものが決まれば、本格的に生地を探したり、パーツになるテープを探したりと、素材探しがはじまります。製作には協力してくれる縫製会社さんを探すのも、もちろん勝田さんの仕事です。

「エプロンのブランドを立ち上げようと思ってから商品として売り出すまでは、たぶん1年くらいでした。その間に震災があったりして、やっぱりそんな場合ではないかなというのもあったのですが、2011年の11月にネットショップをはじめました」

立ち上げ当初は、3型(それぞれ2、3、3色)からスタート。どうしたらいいかわからなくて、デパートに飛び込み営業をして催事をやらせてもらったりしたのだそう。今では、ほかにも縁のあったお店などでも商品を販売しています。

「まだ卸しをするほどの規模ではないのですが、とあるメンズスーツのショップに置かせてもらっています。メンズのお店は奥様が一緒にいらっしゃるということで置いてもらいました。旦那様が来られて、奥様が待っているときに見て、買っていただけるんです。もうひとつは、日本茶のカフェ・バー&ギャラリーというところですね」
現在は縫製工場がそれほど多く生産できる体制ではないため、じっくりと届けていきたいといいます。

「エプロンはクロスかホルターが一般的です。でも、どちらのタイプでも肩が凝ってしまうというデメリットがあります。そこで、今回お取り扱い頂いているエプロンは、肩紐を広めにすることで着心地をよくしています。素材も薄くて軽く、扱いやすいものをセレクト。機能性もありつつ、ちょっとかわいい、着ることで楽しくなれるようなものを目指しています」

これまで作ってきたものを調整しながら、違和感なく着ることができるエプロン。ファッション性だけでなく、お手入れしやすさにもこだわるのが勝田さんのポリシー。

「ハウススタイリングで取り扱っていただいているものは、カシュクールデザインを採用したタイプ。漠然と、こういうタイプをやりたいなあと思っていたんです。洋服っぽいテイストを感じさせながらも、実用性もしっかりと確保している点で、とても理想的なエプロンだと思います。このアイテムに限らず、洋服のデザインからインスピレーションを得ることが多くあります。たとえば、このグログランのテープも洋服っぽいものですよね。エプロンにわざわざ別素材をつけることはほとんどないのですが、おしゃれも大切にしたいんです」

エプロンといえば、前掛けのようなタイプが一般的。でもハウススタイリングで取り扱う〈カシュクールデザインエプロン〉は、スカートのように後ろまでぐるっと生地を設けることで、スタイリッシュにアレンジ。デザイン性はもちろん、繰り返し洗濯することを考慮し、ほつれないように縫製もしっかりと手間をかけています。

「実は、生地探しが一番大変なんです。どうしても見た目がコットンのようなタイプが好みなのですが、イメージ通りの生地を見つけるのは難しいです。見た目の雰囲気と、洗濯できてシワになりにくいなどのエプロン独特の機能性とを両立させるのが重要ですので、生地選びにはかなり時間をかけています。
カラーリングも、ニュアンスカラーがGIVERNYの特徴ですが、デザインイメージにあう色選びを慎重にしています。それが一番楽しい作業でもありますね」

「お料理教室などで日常的に着ている人にも、今までエプロンを使ったことがない人にも使ってほしいと思っています。
エプロン一枚でも、素敵なエプロンでしたら、それを身につけることでちょっとお花を飾りたくなったり、お料理の食器や見せ方を工夫したり、生活の潤いになることができると思っています。着る人を輝かせて、その人のライフスタイルをセンスアップするような、そんなエプロンを目指したいですね」

『キッチンでも、どうぞいつもの自分らしいスタイルを楽しんでください』というメッセージからも伝わってくる、〈GIVERNY〉のブランドコンセプト。これまでにない、新しいエプロンの姿。是非とも手にとって、そして着て、いつもの家事を楽しんでほしいと思います。

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