時代の名作や世界的人気商品を生み出すブランドを、
その商品エピソードなどとともにご紹介します。
ハウススタイリングが取り扱うブランドを紹介する「ブランドセレクション」。
今回は、「曲げ木」の技術で有名な世界的家具ブランド「TON」を紹介します。現代のイスを考えるうえで外すことのできない歴史的ブランドの秘密をお楽しみください。





イスの背もたれなど、美しいカーブを描く木製家具。今では当たり前のように使っていますが、よくよく考えてみると、木があれだけキレイに曲がっているのって不思議ではありませんか?
こういった「曲げ木」の技術は、実は約150年前、ある一人の家具職人が発明したものでした。
家具職人の名は、「ミヒャエル・トーネット」。1796年、ドイツに生まれたトーネットは23歳の時に家具職人として独立し、さまざまな技術の開発に取り組みます。そのなかで、硬いブナ(ビーチ)天然木の無垢材を、蒸気で蒸して木を柔らかくし、曲げやすいようにしてからカーブをつけていくという「曲げ木」の技法も生み出しました。
そして1856年には曲げ木家具の工場を設立。これが後の世界的家具メーカー「トーネット社」の源流になります。トーネットの死後も発展を続けたトーネット社は、1946年に主要な家具工場を合併、1953年には社名を「曲げ木製の家具工場」の略語である「TON」にあらためました。
現在、TON社は一世紀以上変わらない伝統的で上質な曲げ木家具を製作できるメーカーとして、年間100万台以上の家具を販売。軽くて丈夫、値段も手頃なため、世界中のカフェやレストラン、オフィスなどで愛用されています。
TON トン
家具職人、発明者、および家具デザイナーのミヒャエル・トーネット(Michael Thonet 1796-1871)は、1856年に曲げ木家具の生産工場を設立しました。
1861年(現チェコの)Bystrice pod Hostynemに設立した新工場、GebruderThonetは、当時世界最大の木製家具工場で、すぐれた曲げ木の技術を生かした家具の製造と輸出において、世界の中心的存在になりました。
1946年Thonet社は、主要な家具工場を合併し、さらに1953年に「曲げ木製の家具工場」の略語、“TON”と改名しました。 工場は、1世紀以上少しも中断することなく継続的に稼働し続け、今日でもTONは、上質な曲げ木家具のヨーロッパの有数な製造拠点として操業されています。

トーネット社の創業者、ミヒャエル・トーネット(1796-1871)

1900年ころの工場の様子

曲げ木の伝統と技術は19世紀から脈々と息づいています。

2009年ミラノサローネの展示の様子
Trenta チェア1脚 ¥14,800(税込み)
チェコ製 ウィンザーダイニング 正方形テーブル ¥28,000(税込み)Copyright (C) Dinos Inc. All Rights Reserved. [ディノスはJADMA(日本通信販売協会)正会員です]