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インテリア、家具のデザインにこだわる意識や情報は、ここ10年ほどで一気に広まったように思えます。そんな影響もあって、デザイナーの知名度が上がったり、世界的な評価を得ることも増えました。
しかし、日本には現在ほど話題にはならなかったものの、もう何十年も前から世界に誇るデザイナーは存在していました。柳宗理、剣持勇、乾三郎……。デザインへの関心が高まっている今、彼らに対して改めて評価する声が高まっています。
ダンボール素材の「リキ・スツール」などをデザインした渡辺力も、そんな日本のモダンデザイン黎明期から活躍したデザイナーのひとり。
第二次世界大戦以前から、西洋のデザインにふれていた彼は、そこに日本の伝統的な和の要素をセンスよく、機能的に融合したデザイン・プロダクトを数多く生み出したことで知られています。
たとえば西洋家具、生活様式の象徴ともいえるイスを、床に座って暮らす日本の生活様式に組み込んだ「ヒモイス」(1952年)は、日本におけるモダン・デザインとは何か、ということを示した傑作。
他にも日本の伝統素材である籐を利用した「トリイスツール」や「円形テーブル」は、イタリアデザイン最高級の権威ともいえるミラノトリエンナーレで金賞を受賞するなど、そのデザインは国内外で絶賛されました。
その後も京王プラザホテル、東京ヒルトンなど多くのインテリアデザインを手がける一方、日本インダストリアル・デザイナー協会(JIDA)を設立するなど、日本デザイン界の整備、発展にも大きく寄与。 90歳を超えた今も現役デザイナーとして活動を続けています。
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Riki Watanabe
渡辺 力
1911年生まれ。
東京高等工芸学校を卒業後、群馬県工芸所でブルーノ・タウトに師事。 「ひも椅子」「トリイスツール」「円形センターテーブル」などの名作を発表した日本モダンデザインのパイオニア |
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