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デザイン性を極めたフォルムと、合理性を追求した機能。キッチン家電を中心に展開する「ZUTTO」シリーズは、老舗メーカーである象印の新たな挑戦として話題を呼びました。なかでもIH炊飯ジャーは、初期の発表製品としても、テーマである「生活に寄り添うデザイン」という点を表現するという意味でも、「ZUTTO」のイメージを世に広めたといえます。
「コンセプトは『大人の審美眼にかなう炊飯器の提案』。家電というよりも、鍋やフライパンのような調理器具としてのたたずまいを表現することで、多様なインテリアにマッチするデザインを実現しようとしたんです」
シンプルで分かりやすいイラスト表示。
操作性もスムーズです。 |
庫内はフラットで汚れはさっとひと拭き。
お手入れしやすいもの重要です。 |
そう話すのは「ZUUTO」IH炊飯ジャーのデザイナーである柴田文江さん。柴田さんはそれまでの炊飯器には主張しすぎているデザインが多いと感じていたこともあり、「ZUTTO」では使い勝手などを損なうことなく、「生活に寄り添うデザイン」の新しい家電を創出しようと試みたそうです。
「ただ、デザインを完成させるのは苦労しましたね。フタの厚みを極力薄くしたり、側面の形状を垂直に保つ点を理解してもらったり。象印さんとの綿密な協力体制もあって実現したプロジェクトだったと思います」
そのかいあってZUTTOは、シンプルながら洗練されたデザインと機能で好評を得るに至りました。
「ZUTTOはただの生活家電。デザインのためのデザインではなく、豊かな生活のための道具だというデザインを目指しました。だから和洋、インテリアのスタイルを問わず一般家庭のどんなキッチンにも合うと思いますし、毎日の生活の道具として使ってほしいですね」
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Fumie Shibata
柴田 文江
1990年武蔵野美術大学卒業後、東芝に入社。 94年にDesign Studio Sを設立。 家電製品から日用雑貨まで、 さまざまな分野で数多くのデザインを手がけている。 2007年にはドイツ IFデザイン賞にて金賞を受賞 グッドデザイン賞審査員も務めている。
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