いまやインテリア・雑貨の定番となっている「北欧(ノルディック)デザイン」。装飾を削ぎ落としたシンプルでモダンなデザインと、木を中心とした使い込むことで表情が生まれる素材の質感の良さが人気を集めています。今回はその「北欧デザイン」についてのお話です。

まずは「北欧」という言葉について。北欧とは、北ヨーロッパ、主にスウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、アイスランドのことを指します。冬になれば、太陽は真上に昇らず、地平線の少し上から少し顔を出すだけ。長い夜に包まれ、寒さも厳しい国々です。どうしてそんな厳しい環境にある「北欧」が生み出すデザインやプロダクトが人気を集めるのでしょうか。少しその背景に迫ってみましょう。
北欧では、その冬の寒さ故に、家の中での暮らしやすさ、居心地をよくしようと知恵を重ねてきました。その結果生まれたのが、機能性の高さや無垢の木などの質感に、モダンなデザインが合わさって生まれた北欧のアイテムたち。インテリア、家具、雑貨など、どれも使い勝手のよさやプロダクトとしてのクオリティを高めると同時に、限られた自然と共に生きるという観点から、ひとつひとつのプロダクトを長く使えるように、丁寧に作られました。
北欧の森の木々を使った北欧家具は、素材のよさを生かす場合が多く、色づかいなども、素材である木々を生かしています。故にそれに組み合わせるテキスタイルなども、ビビッドな色あいよりも、少しやさしげで落ち着いた色合いが用いられることが多いようです。これもまた家でゆったりとした時間を過ごせる理由かもしれません。



機能性の高さや無垢の木などの質感に、モダンなデザインが合わさって生まれた北欧のアイテムたちは、デザイン的にも日本の住宅に取り入れやすいものが多く、それが人気の理由のひとつにもなっています。さらに日本人が古くから持っていた「物を大切にする」という考え方と、北欧のモノづくり精神にどこか共通する点があることも……。その感覚は、一度、北欧家具を使ってみると、わかると思いますよ。
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